総入れ歯でお困りの方に(オール・オン4〈All on 4〉)

オール・オン4(All on 4)

総入れ歯でお困りの方、
重度の歯周病で歯の保存が困難な方のためのインプラント
手術したその日に仮歯が入ります。

オール・オン4は総入れ歯でお困りの方や重度の歯周病で歯の保存が困難な方に適したインプラント治療法です。

上顎または下顎に最少4本のインプラントを埋入し、そのインプラントに上顎または下顎全体の義歯を装着します。固定式なので取り外しの必要がなく、ズレたり外れる事はありません。オールオン4の義歯は入れ歯の床の部分が無く、口蓋が覆われないので食べ物の味や温度を感じやすくなります。異物感もほとんどありません。

厚生労働省の調査によると、総入れ歯の方は65歳以上で16%、75歳以上で29%となっています。(平成28年 歯科疾患実態調査結果の概要)

インプラントをされている方はまだ5%にも届きませんが、インプラントの快適さは他では得られないものだと言われます。

以前は総入れ歯の方が固定式の歯を入れるためには、通常、片方のあごにつきインプラントを8本から12本、埋入する必要がありました。

しかし、ノーベルバイオケア(旧ブロネマルク社)の即時負荷のコンセプトをベースにリスボン(ポルトガル)のDr. Paulo Malo によって開発された無歯顎(総入れ歯)の「オール・オン4〈All on 4〉」は、4本のインプラントで固定式の歯を装着出来る様になりました。

そして、何よりすばらしいことは、術後数時間以内に、その固定式の歯を機能させることが可能なのです。つまり、手術をしたその日のうちに、総入れ歯から固定式の歯で食事や会話を楽しめるのです。 (最終の被せ物の装着には3~4か月必要です。)

またノーベルガイドを用いた手術の場合、メスで歯ぐきを切開しないフラップレス手術となりますので、術後の痛みや腫れも少なくなります。 →(ノーベルガイドへ)

オール・オン4のメリット

・手術した日に固定式の仮歯が入る。
・若々しい口元を保てる。

歯を失った部分の顎の骨は時間と共に痩せて変形してしまいます。インプラントを埋入すると、顎の骨の変形も少なく、若々しく自然な口元を維持できます。

・発音の改善。

口ごもりや不明慮な発話、カチカチという音などの原因となる義歯の外れやずれがなくなります。

・しっかり噛める

天然の歯とほぼ同じ様に硬いものも食べられるようになります。何でもバランス良く食べてしっかり噛むことにより、きちんと栄養が取れるようになります。従来型の義歯はお口の中で上あごを覆うので、味覚が損なわれます。

・快適さ

義歯の緩みやずれがなく、義歯があたったり食べ物が挟まって歯ぐきの痛むことがありません。
ズレたり外れる心配もありません。

オール・オン4のデメリット

・オールインプラントよりは安価であるが、自費治療なので高額である。

・高度な技術が必要なので対応できる歯科医が限られる。

・メンテナンスをしないとインプラント周囲炎になる事がある。

参考文献
平成28年 歯科疾患実態調査結果の概要 – 厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/62-28-02.pdf

記事監修 : 井上 祐利
(京都市左京区 いのうえまさとし歯科医院院長)
1965年京都生まれ。大阪大学歯学部を卒業し、京都大学口腔外科学教室にて研修後、関連病院にて研鑽。京都大学大学院医学研究科外科系専攻(再生医科学研究所臓器再建応用分野)にて医学博士取得。京都大学にて、再生治療分野における特許を取得。同研究所で歯牙の再生とインプラントについて指導、研究を行う。2001年11月、京都市左京区に「いのうえまさとし歯科医院」開院。

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