CTを使ったインプラント治療とはどんなものですか?

Case No.7
CTを使ったインプラント治療はどういったものですか?

CTを使ったインプラント手術の特徴などを教えてください。


CTのいちばんの特徴は、従来のレントゲン写真ではまったくわからなかった方向の断面が見られるようになることです。



つぎの特徴として、従来のレントゲンでは像の歪みのため、レントゲン上の距離は正確なものではありませんでした。CTではコンピュータ上で計算された距離が正確に表示されます。そのため下歯槽管や上顎洞といった重要な解剖学的形態までの距離をあらかじめ知ることができます。

そのため、粘膜を剥離しなくてもフラップレスでインプラント埋入できるかもしれません。つまり腫れたり、痛んだりする可能性が低くなるということです。

以上のようなことから、インプラント治療においていまやCTなしでというのは非常に考えにくく、CTの診断能力の有無がインプラント医院を選ぶ一つの指標になっても言いすぎではないようになってきています。

ただ、インプラントの経験が浅い先生がCTを使いこなすのは難しいとは思います。

さらに、医科用のCTと比べると、被曝量が少なく、撮影時間も短く、普通のレントゲンと同じ姿勢で撮影が可能です。つまり、一般的によく知られている大きな筒のような中にベッドが入っていくようなCTと違って、楽な姿勢で撮影が可能となりました。


ご相談者 : S.Kさん (会社員/42歳 兵庫県尼崎市)

相談員 : 井上 祐利
(京都市左京区 いのうえまさとし歯科医院院長)
1965年京都生まれ。大阪大学歯学部を卒業し、京都大学口腔外科学教室にて研修後、関連病院にて研鑽。京都大学大学院医学研究科外科系専攻(再生医科学研究所臓器再建応用分野)にて医学博士取得。京都大学にて、再生治療分野における特許を取得。同研究所で歯牙の再生とインプラントについて指導、研究を行う。2001年11月、京都市左京区に「いのうえまさとし歯科医院」開院。

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