フラップレス手術とはどういった手術ですか?

Case No.11
「フラップレス手術とはどういった手術ですか?」

フラップレス手術とはどういった手術ですか?


フラップレス手術とは無切開手術を意味します。歯茎(歯肉)の上からドリルで骨に穴を開け、手術を行いますので基本的にはメスを使用しません。通常のインプラント手術は、メスで歯茎(歯肉)を切って、骨を確認した後、ドリルで骨に穴を開けてインプラントを埋入します。



特徴としては、

・術中、術後の痛みや腫れが最小限に抑えることができる
・メスでの切開、粘膜を剥離しないため、歯茎(歯肉)を縫合する必要が無い。
・手術時間を短縮できる
・抜糸する必要がないので、来院する回数が減る。

等があげられます。

当院ではインプラント手術前にCT撮影を行っております。CT撮影で確認した骨の状態や神経の走行などを踏まえて精密な手術計画が立案出来ますので、より安全で正確なインプラント治療が可能となっております。

ノーベルガイドのソフトウェアによって作製したガイデッドサージェリーを用いた手術方法もフラップレス手術の一例です。ピンポイントで骨のある位置に正確にインプラントを埋入できますので、大掛かりに骨を増やす手術が不要になるケースもあります。

下顎には血管や神経が通っている下歯槽管があり、舌側にも多くの毛細血管があります。それらを傷つけず安全な手術を行うためには血管や神経の位置を正確に把握しておく必要があります。通常のレントゲンと触診での判断だけでフラップレス手術を行うことは大変危険で不可能と言っていいでしょう。骨の形は、人によって様々なので、フラップレス手術によるインプラント治療を希望される方は、CT設備のある歯科医院を選ばれた方が良いと考えております。


ご相談者:K.Tさん (自営業/65歳 滋賀県草津市)
回答日:2009年10月7日

相談員 : 井上 祐利
(京都市左京区 いのうえまさとし歯科医院院長)
1965年京都生まれ。大阪大学歯学部を卒業し、京都大学口腔外科学教室にて研修後、関連病院にて研鑽。京都大学大学院医学研究科外科系専攻(再生医科学研究所臓器再建応用分野)にて医学博士取得。京都大学にて、再生治療分野における特許を取得。同研究所で歯牙の再生とインプラントについて指導、研究を行う。2001年11月、京都市左京区に「いのうえまさとし歯科医院」開院。

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