総入れ歯にならないために

人がどのように総入れ歯になるのか、説明します。

まず、どんな人でも、一気にすべての歯が無くなって総入れ歯になるのではありません。 最初に6歳臼歯(第一大臼歯)に虫歯が出来ます。

なぜ虫歯になったのかについては教えてもらえず、歯医者さんで詰め物だけをします。そして、また大きな虫歯が出来ます。歯の神経を抜いて、また大きな虫歯が出来、歯を抜くことになります。

前後の歯を削りブリッジ(橋渡し)となります。2本の歯で3本分の力がかかり、どちらかが、力に負けてダメになり、より大きなブリッジになります。そして、何本か歯が無くなり、部分入れ歯になるのです。

このような経過をたどる方は、なぜ虫歯になったのか、どうすればこれ以上悪くならないのか、教えてもらっていないので、上下左右の1箇所だけでなく、次々と悪くなります。

奥歯がなくなると、下の前歯が上の前歯を突き上げて、ついに上の前歯がぐらぐらになって上の総入れ歯となるわけです。そして、下の前歯しか残っていないので、そこばかりで噛むために、遂に下の歯も総入れ歯となってしまいます。

「あなたは総入れ歯にするしかありません。」と言われて嬉しい人はいません。

どうしてこんな事になったのか、何とか別の方法はないのか考えられた方は、どうぞご相談に来てください。

記事監修 : 安東 亮宏
(京都市左京区 いのうえまさとし歯科医院勤務)
京都大学 医学博士。日本口腔外科学会指導医。日本口腔外科学会評議員台北医学大学臨床教授。厚生労働省歯科医師臨床研修指導医。1976年6月に台北医学大学歯学部を卒業。1990年1月に京都大学医学博士学位を受領。1997年4月より大津赤十字病院歯科口腔外科部長として勤務し、2015年3月に退職。2015年4月より「いのうえまさとし歯科医院」に勤務。

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